夢人塔パーティーと「アリス・イン・クラシックス」

 先日、夢人塔というパーティーに参加させていただきました。
 作家、声優、イラストレーターや映画関係の方など、様々な業界の方が集まる、素敵なイベントです。

 クリエイターの養成塾である中山市朗作劇塾の塾長に連れていてもらいまして、かれこれ3回目。(本当は素人は入れないのですが、作家の弟子なので特別枠なのです)

 1回目のパーティー参加でとんでもない衝撃を受け、積極的に動くための力の源を授かったように思えました。

 しかし、その感覚も1年、2年と経つうちに少しずつ薄れてしまっていたような気がします。
 チャンスは沢山あった。でもその全てに飛びつくことはできなかった気がする。

 携帯コンテンツの依頼などを受けることや、課題をこなすこと。それに投稿作もやってんだから十分じゃないか、という甘えがあったのでしょうね。

 全くもって十分じゃねぇよ!! 調子に乗るな!

 と、罵倒してやりたくなりますね。

 まだまだ、動いてない。作品に触れていないし、書く量も足りない。
 っていうか、満足したらそこで終わりだろう。

 今回のパーティーで、ようやくそのことが気づけたように思えます。
 プロの方々に会えること、お話を聴けることも素晴らしいのですが、刺激を受け、駄目な自分に気づける、というのもまた、このパーティーのよいところだと思います。

 更に、今年のパーティーでは夢人塔の代表である浅尾典彦さんが書かれた「アリス・イン・クラシックス」という本もいただけました。
 アリスの世界を映画の視点から見る、名著です。
 
 っていうか正直、もっと早く欲しかった!
 実は以前、アリスをテーマにお話を書いたことがあるんです。そのときにコレがあればなぁ。もう納品しちゃいましたよ。
 いや、もちろん自分なりには調べたのですけども。

 ヤン・シュヴァンクマイエルの「アリス」は、気にはなっていたけど、結局は観てなかったんですね。でも解説を読んで、めちゃくちゃ観たくなって。
 ああ、もっと早く知っていれば! という感じです。

 ティム・バートンの映画も公開中ですし(ああ、これもまだ観に行ってない……!)これを機に、様々なアリスワールドに触れるのもよいですね。
 紹介されている映画には入手困難なものもあり、全て観るのは大変そうですけども……。