タイガーマスク運動

 始まりは12月25日だそうですが、どんどん増えてきているようですね。
 タイガーマスクによる、児童養護施設などへの贈り物。
 先のニュースによると1日で72件、合計で100件越えてるようです。しかも、全国各地で。

 実に素晴らしいニュースことだと思います。


 実際は、「タイガーマスク」や「伊達直人」だけではなく「若月ルリ子」や「矢吹丈」、「肝っ玉かあさん 京塚昌子」を名乗る方の贈り物もあるそうで。
 青谷の出身地、岡山ではやはり「桃太郎」だったようです。そして贈り物には吉備団子……。(だけじゃないですが)

 役所や公民館、児童相談所にもランドセルや文房具などの贈り物が届いたり置かれていたりしたそうで。中には百万の現金が送られ「子供たちにランドセルを」と書かれてあったという話も。


タイガーマスクの記事の一つです。青谷が見たのはこれとは違うのですが、参考までに。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20110111-00000020-fnn-soci 


 いや、見てて泣きそうになりましたよ、本当にもう。
 
 不況だの氷河期だとか言われて、毎日のように陰惨な事件が報道される中、こういう慈善運動が広がっていくって、すごいですよね。

 だけでなく、ユニセフなどの募金も不況になって減るどころか増える一方なのだとか。(しかもユニセフに一番貢献してるのは日本なのだそう)

 青谷はお金がなくなると心も貧しくなる、自分のことだけで精一杯で、他人を思いやる余裕なんてなくなると、そんな風に思っていたんですか。

 心の豊かさって、やはり金銭の有無で左右されるものではないんですね。というより、そうならないことはできる。
 
 ……まぁ実際は、一部の余裕あるお金持ちの仕業であると考えられなくもないですが。そういう夢のない考え方はしたくないですよね。(だったら書くなよ)


 私は児童養護施設の子供が特別に可哀想だとは思わないのですが(実の親の元にいてもつらい思いをする子供もいるし、親と暮らせない=不幸ではないと思う)、お菓子や玩具など、自由に買ってもらえなかったりするのは事実でしょうし。

 匿名のプレゼント、私はこれを、偽善だとは思いません。
 名乗ってないからというわけではなく、最初の方だけでなく、このニュースを知って感銘を受け、自分も何かしたいと考える。それはやっぱり、素敵なことだと思います。

 『可哀想だから』なんて言葉は私は正直、嫌いなのですが。(個人的な意見です)
 施設の子供は大変だというニュースを見たから寄付をする、というわけでもなく、同情めいた印象を受けなかったのもあるかもしれません。

 とにかく、感動しました。

 一過性のものではなく、細々とでもいいから続いて欲しいと思います。


 そして物書きの青谷は、そんな影響を与えられるようなキャラクターや物語をつくっていけたらよいなぁ、と切に願うのであります。