今、自分にできること。
このところ、つらいニュースが続いており、見ている自分もどことなく沈んでしまっていました。
何だか、いつもどおりの日常を送ることに違和感があるような、罪悪感があるような。
いいのか? これでいいのか? 何もしなくていいのか? でも何が出来る?
買い占めをしない、節電をする、募金をする。
できるとしたら、そのくらいか。
それでどの程度貢献できるのか。そりゃ、しないよりはマシだろうけど……。
そんな風に、うじうじ考えていたわけなのですが。
昨日、久しぶりに塾の飲み会に顔を出してきました。
ネトラジ収録も含め、地震についての話題はもちろん出ました。
そこで中山先生がおっしゃっていたのは、「被害に遭ってない人間まで暗くなってどうする。しっかり働かないと、どうやって支援できるんだ」というようなこと。
もっともですね。悩む前に動け。人生の鉄則です。
被害を受けてもいないのに沈んでるなんて、実際に苦難の中を頑張っている方たちに対しても失礼だったのかもしれません。
自粛すべきこともあるけれど(実際、地震前に公開しようと思っていた詩があまりに不謹慎な内容だったので発表を見合わせています。いつか、発表できるといいな)
創作が力になることだってあるはずだから。
すぐには難しいかもしれないけれど、人を癒したり笑顔にすることだってできるかもしれない。
それこそがエンターテインメントであり、それを提供するのがクリエイターなんじゃないだろうか。
こんなときだけど、ではなく。こんなときだからこそ。
私の大好きなバンドTHE BACK HORNの菅波栄純さんが、地震後に浮んだ詩をブログに載せていました。
その中の一節がとても心に響いたので、転載させていただきます。
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僕に出来ることはなんだろう 僕なんてなんにも出来ないのかな
なんでもできるわけじゃないけど なんにもできないわけじゃないさ
歌をうたおう 声をあげよう
笑顔をみせよう 手をのばそう
ほんの小さな つぶやきだって
世界をそっと 癒すかもしれない
なんでもできるわけじゃないけど なんにもできないわけじゃないさ
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菅波栄純さんの実家は福島で、同バンドメンバーの松田さんも福島、山田さんは茨城と、ご自身の親類、友人などが心配だろうと思います。(メンバーのご家族は皆無事だった、とのことですが、それでも)
そんな中、自分の声で、言葉で人を救えればと、メッセージを託してくれています。
よければ見に行ってみてください。
http://thebackhorn.com/memberblog/author/suganami/
もちろん、他にも色々なクリエイターが様々な表現で励ましや癒しを与えているのですが、今の気持ちにクリーンヒットしたのはやっぱり栄純さんだったので。
元々この人の感性と言葉が好きなんです、すごく。というのもあると思います。
私も、励まされるばかりじゃなくて励ますことのできる人間になれるよう頑張りたいと思います。