体調不良から家族を想う。
先日、ほんのり風邪をひきました。
何故ほんのりかというと、微熱が出たり平熱に戻ったりしていたからです。
はっきりしなさいよ!と怒鳴りたくなる心境です。
その後、喉の痛みにしばらく悩まされたものの、今日も私は元気です。
前は熱出すときは高熱出すかわり、一晩で治ってたのにな。あがりきらないと逆に治りにくいんですねぇ。
ただ急遽買い足した風邪薬(解熱鎮痛薬しか持ってなかったので)やのどスプレーのおかげで散財です。薬って高い。
ちなみに、病院勤めの看護師さんなんかは、逆に一般の薬の値段を知らないようですな。
うちの母が看護師で、父も昔は病院勤務だったんですが……。
ちょっと前、実家に帰ったときに叔母が泊まりにきていて、どうやら風邪をひいた模様。薬を出そうにも、市販薬がないのでどれが何なのかわからず勝手に出せない。
そもそも、市販薬以外って、勝手に人に渡しちゃ駄目だよね?
両親も出かけてるわ、連絡とれないわで、困りました。
そんな状態で、何故かうちの家事をこなそうとする叔母が不憫でした。
ゴミだしとか洗濯とか洗い物とか……何であなたがやろうとしてるんですか。お客様じゃないんですか。
「きょうだいっていいよね」とかいうてる場合じゃないでしょ母さん。何か違うからそれ。
えー、閑話休題。
結局のところ、ゴミ捨てついでに自分で薬を買ってきたようです。すみません、私も友達と約束あったんで……。
で、その薬がなんと……15錠980円。
何それ高!
叔母さんいわく「一般の薬って普段買わんけど、高いんじゃなぁ」だそうで。
いや、騙されてるよ。もっと安いのありますよ。
青谷が今回買ったのは30錠780円。それでも高いと思ってるのに。
両親が薬買わないのは知っていたけど、叔母までそうだとは知らなかった……。けど病院の存在が身近だと、そうなんですかね。
どうもわからない感覚だなぁ。
わからないと言えば、父の金銭感覚も不可解です。
青谷はずっと新しい電子辞書が欲しかったのですが、お金がないので中々買えずにいました。
しかし実家に帰ると、なんと電子辞書があるではありませんか!
「これどうしたの? 買ったの?」
「デジカメ買うとき、一緒に買うと安くなるっていうから」
いや待て? 安くなるって、そりゃ割引されてお得にはなるだろうけど、デジカメだけ買うのより安くなるわけじゃあるまい。プラスでいくらか払わなくちゃいけないはずですよね?
「……使ってるの?」
「結構使った」
「今は?」
「欲しいなら持って帰ってええで」
そんなあなた、遊び終わったゲームみたいに! 辞書って必需品じゃないの。内容が古くなったのならともかく、1年も使ってないだろ絶対!
せっかくくれるのだから、もちろんもらいましたけど。
ちなみに、同じくデジカメと共に購入したというデジタルフォトフレームもありました。どんだけデジカメ買うねん!
居間のテレビも新しくなっていて、普段は人のいない客室に前の薄型テレビが移動されてました。
ちなみに、青谷は未だに6年……7年前?)家を出るときに購入した15インチのテレビデオです。とてつもなく奥行きのある箱型です。最近、画像がよく乱れます。もちろん、もうすぐ見れなくなります。
念のため、「客間に置くくらいならくれ!」と言ったら母に「使ってないわけじゃないんよー、お姉ちゃんとか戻ってきたときこの部屋使うし」とやんわり断わられました。
里帰り用のテレビですか。そうですか。
まぁ、稼いだお金をどう使おうと自由ですけどね。
けど実家も貧乏なんです。使い方が荒いだけで、いや荒いからこそ。贅沢な生活がやめられず(というより贅沢という感覚すらなく)借金を重ねる没落貴族みたいな感じ? 世間知らずというか、欲望に忠実というか。
ある意味、うらやましいですけどね。
あそこにはきっと、青谷とは違う常識があるのでしょう。
家に帰る度に、驚きがあります。一種のファンタジーです。
しかし、あそこで暮らしていると色々なものが崩壊しそうなので、時折顔を見せるだけにしておきます。
というか、体調不良で実家が恋しくなるとか、そういうオチにはならないんですね。
ただ家族のことを想うと「強く生きよう」と思えるわけです。そこ大切。
何だかんだで迷惑かけまくりな人生。もっと頑張らないといけません。
風邪なんかに負けてられないぞー。