人体の不思議。

 土用丑の日。
 この日に鰻を食べるのは、夏に売れない鰻を売り出すために、平賀源内が普及させたそうでございますな。
 大した営業マンですよ。
 でも民間伝承では「う」のつくものならよいわけで、ウリとか梅とかうどんとかでもいいんです。梅わかめうどんとか、素敵ですね。
 でも鰻と梅は食い合わせ悪いそうですし、全部一度に食べるのはよくないですよ?


 ちなみに青谷は完全に夏バテモードに突入なので、鰻なんてものは食えません。
 別にお金がないわけではないですよ、ええ断じて。

 普段、麺類は苦手な青谷は(嫌いではないです)続くと吐く……は、言い過ぎだけども身体が拒絶し、飲み込むことができなくなってしまうという体質です。
 これは、お豆腐でもよくあります。

 ご飯は好きで、おかずさえ違えば毎食でも大丈夫なんですが……おかずが同じならやっぱり同じ運命を辿るのかな。
 味に飽きると(一部の栄養が偏りすぎると?)受け付けなくなる仕組みです。

 んなこと言うと、「贅沢だ」と怒られますが、食べられないんだから仕方ない。
 むしろ、おなかすいてても、他に食べるものなくても口にできないのはつらいんですよ。

 サバイバルとか、絶対生き残れませんね。
 
 ところが、不思議なことに夏バテモードになると、同じものが続いても全然大丈夫なのです。
 むしろ、同じようなものしか食べられません。

 ●サラダ
 ●ざるうどん(そば、そうめんも可)
 ●お寿司
 ●冷奴

 大体こんなもんです。
 冷たくてあっさりしたもの、という感じですね。
 大好きなご飯も、あったかいというだけで無理。脂っこいのも甘いのも、とりあえず今は無理。
 見てるだけで気分悪くなりそう。
 お寿司だけは、いつでもどんなときでも、いくら食べても飽きのこない素敵なものだと思います。
 そう、お寿司なら毎日だって構わない。これはこれで不思議ですね。


 こんな状況ではありますが、何だかんだで元気です。特に夜になると、お散歩に出たがる勢いです。(部屋の中のが暑いからね……) 

 普段、食欲には抗えないので、できれば今のうちに痩せておきたい。
 そう宣言すると、「それは痩せるんじゃなくやつれてるのでは」とつっこまれました。

 どっちでもいいんだよ……。脂肪という忌まわしい存在が少しでも姿を消してくれるのならな。


 っていうか、こんな調整機能があるなら、何で酔っ払ったりするんでしょうね。
 いや、受け付け拒否してるのに詰め込もうとするから駄目なのか。

 自分の身体の発するSOSに耳を傾け、労わってあげなくてはね……。