初めての洋書。
新しい小説を書く度、新しい資料が(それも大量に)増えるのは当然のこと。
とはいえ、今回は初めて洋書を購入することになりました。
それもドイツ語。
外国語は全て記号だ、暗号だと認識している青谷にとって、かなりの冒険です。
とはいえ、日本語に訳されたものがないのだから仕方がない。かろうじて近いものを1冊、見つけたものの……やはりそれだけでは心もとなかったのです。
注文して三週間。ようやく手元に届いたので感無量です。
独和辞典は購入しておいたけど、果たして解読しきれるのでしょうか。
ちなみに、その資料というのは『ドイツ剣術』に関するもの。
西洋の剣術に関する本自体が、まず相当少ないんです。(フェンシングなどのスポーツではなく、実戦剣術です)
日本の剣術に関する本なら沢山あるんですけどね……。
海外では剣術ってとうに廃れていて、今あるのは過去の資料から再現したものらしいのです。
とはいえ、日本にもドイツ剣術が学べる『ナイトスクール』がありますし(お勉強ではなく実戦の稽古のようですが)ドイツ剣術を再現した(しかも衣装つき)動画もネットにあがっています。
ドイツ剣術のウィキペディアにも、かなり参考になることが載ってます。
とはいえ、それだけでは何かこう、足りない気がして。
やっぱり本が欲しいなぁ、とか思って。画だけでなく、言葉で深く知りたいって思って。
ついに手に入れちゃったわけです。英語の資料もあったけれど、どうせ洋書にするなら、やはりドイツ語だろうと。だってドイツ剣術だもん、とそれを選んだわけです。
『Secrets of German Medieval Swordsmanship』
という本です。
かなり写真が多いので、それだけでも十分な資料になります。
絵を描く人にもおすすめです。
解読はこれからなので、内容に関してはまだ何とも言えませんが。
ところで以前から危険なタイトルが並んでいる本棚ですが(ブクログではなく家の本棚です)、最近は相乗効果でかなり怪しくなってきています。
呪術や魔術、神話に宗教、妖怪や妖精。そこに戦闘、兵器、軍事関係の本や空想科学の本だのが混ざってきている感じ。
よく誤解されているようですが、拷問や処刑の本は少ない方ですよ。ほんの数冊しかありません。
だから、怖くないんだよ。
とはいえ、青谷が何かしでかせば、この本だなをあげられて「やっぱり……」とか言われそうなので恐ろしいです。
なので、犯罪とは無縁のつつましい生活を送っています。
書いてるものも、とても健全です。多分。
ちなみに、本が増えすぎて雪崩災害が多くなってきたため、洋服ダンスを解体し、ダンボール5箱分の服を始末して本棚を購入しました。
まだ組み立ててないけれど、これで本たちに安息を与えてやれると、ほっとしています。本の襲撃を受けずにすみますしね。
同居人のBOMさんには、「床が抜ける!」と真剣に心配されています。「引越しのときどうする気だ」とも。
いや、でも……まだまだ少ないと思いますけどね。
かなり我慢してますもの。欲しい本は盛りだくさんだもの。
結構図書館にも頼ってますしね。今日もこれから行ってきます。
洋書解読は、その後だ……。何故なら、もう1つの作品のが締め切り近いから。
決して、難しいから逃げてるってわけじゃないんですよ。
……本って、本当にいいものですよね。