浮かれ気分がまだ抜けない。

 相棒と古本屋めぐりをして、おいしいものを食べて上機嫌な青谷です。大量にではないですが、何冊か本を買っちゃいました。
 いいですねぇ本は。
 とはいえ、最近買いすぎですよ。読む方が追いつかないし、何より置き場がございませんよ。
 
 なので仕方がなく、トランクケースに本を詰め込み始めました。
 何をしてるかというと、今度実家に帰るとき持って帰るためです。
 実家にはまだ、スペースがある。あまり読まなくなった漫画をそっちに置いてやろう、という魂胆です。

 だって、売っちゃうと後悔すること多いんだもの。以前、ダンボール8箱分売り払って以来、もう本は売らないと決めたのよ……。また買い直した本もあるしねぇ。

 しかし、どれを持って帰ろうかと吟味しているうち……まぁ当然のごとく、読みふけりますわな。

 買ったばかりの読みたい本が沢山あるっていうのに、何をやってんだか。

 と、思い直して今度は新しい小説に手を伸ばす。
 ……でもね、小説ってね。漫画よりかける時間は長いでしょ。でもって途中でやめるのはやっぱり嫌なのね。

 というわけで、今度は仕分けが途中の状態で本に没頭。
 
 進まない……。

 片付けができない人の典型ですね。だからって青谷の部屋が散らかってると決めつけてはいけませんよ!(説得力ないな……)

 しかし本に埋もれるならば本望だ!

 んー、でもあれですね。思いきり書くのも好きだし、書くときってほとんど資料しか読まないけど……やっぱ小説っておもしろいなぁ。
 作品にもよりますけど、時間を忘れて没頭しちゃいますね。そろそろ寝なきゃと思っても、中々眠れない。
 だって続きが気になるんだもの!

 だから青谷は、ものすごく長い小説って苦手なのです。シリーズものとか。

 だって、一気に読みたいんだよ。読み始めたら止まらないんだよ!
 ご飯のときも、飲み物取りに行くときとも、とりあえず手放しませんから。
 締め切り前には絶対手をつけられません。



 ちなみに本ではないですが、こないだ「幽幻道士」の1〜4と「来来!キョンシーズ」の1〜3を一気に観ました。
 
 いやー、やっぱりいいですねぇ。
 
 キョンシーシリーズは昔から好きだったんですが、カナザワ映画祭で「霊幻道士」を観てからもう、うずうずしてたんですよ。
 じゃあ何で「霊幻道士」でなく「幽幻道士」からなんだ、というと……。

 テンテンとベビーキョンシーが可愛すぎるからですよ!

 改めて観ても、やはり愛らしいですね。
 テンテンが髪型を変え、服装を変えるだけでもときめき、笑顔には完全にノックアウトです。何この子(年上ですが)可愛すぎる!

 アヒル(ガチョウだっけ?)のダンス踊ってるときとか、子供に向かって(実はあの子役って……あの子なんですよね)お色気(?)振りまいてるところが大好き。

 ベビーキョンシーは名セリフだと「パパ、おうちに帰ろ」と「ご飯食べよ」だと思うんですが。
 個人的には攻撃された後に「平気」って舌出すところが好きです。捕まえられそうになって「嫌」って逃げてったりね。

 かぁーわぁーいぃーっ!!



 ……はい、まぁそれはおいといて、ですね。
 私がキョンシーシリーズが好きなのは、勧善懲悪になりきらないところだと思います。(後半になるとそういう要素が強くなってはくるんですが) 


 キョンシーは怖くて危険で、人を殺す。だけど元々は誰かの家族で、攻撃するのは忍びなくて。だから「やめて!」って道士を止めに入ったりもする。

 どこかユーモラスな面もあったりして(テンテンの兄弟分とか)親しみを覚えるキャラクターなんですよね。海賊キョンシーも素敵でした。
 
 道士に従い、敵と戦う面もある。けれどそれはお札や術での制御があってのことで、それをなくせば道士でさえ殺されてしまう……。

 その二面性ですね。親方キョンシーがベビーキョンシーに「パパ」って言われて必死に守ったり可愛がってるところとか、すごく好き。
 
 でも、本来の弟子たちのことはもう、わからないんだなぁ……という寂しさ。
 
 キョンシーはもう、生きてた頃のその人とは違うんだね。その心を残してた人もいたけども。うーん、相当意志が強いんですね、彼は。

 ただそれが途中から、キョンシーがただの悪者っぽくなったり、思うままに動く人形っぽくなっちゃってたのが、少し残念。(完全にではないんですが、初期に比べるとね)
 映画としては確かに派手なんですけど。

 フルメタキョンシーって基本言いなりだし、数が多いので全然強く見えなかった……。
 バンボロキョンシーはさすがに強い!と思ったけど。(グレートは逆に力を発揮してないですが)

 ちなみにキングキョンシーは、あれ、何なんでしょうね? キャラ解説にも「誰が演じたのか、何のために出てきたのかは謎」とあって笑えました。


 特に4は……今までとあまり話つながってないし、外伝って感じですね。テンテン、途中から別の子になっちゃたし。敵が何か、別のものになってしまっているような。

 ベビーキョンシーも、いたずらっ子で振り回されて「こいつめ!」とか言いつつも憎めない、そういうキャラだったはずなんだけど……途中からどうも、何かあれば助けてくれるよい子ちゃんになっていたような……?

 いや、まぁ子供たちと仲良くなったから、というのはあると思うんですけどね。

  
 しかしやっぱり、「幽幻道士1」が素敵です。
 それと「来来!キョンシーズ」。こっちでは子供たちが活躍している分、わくわくしますね。
 ベビーキョンシーとテンテンのサービスショット(??)も多いし。

 しかし、同じ役者が別のキャラで出てたりするのがおもしろいですよね。「来来!」でのチビ黒のママが「幽玄道士3」では……だったり。「幽玄道士4」でのテンテンのパパが「来来!」では……だったり。いや、名前は違うけどね。
 もう1人のチビ黒が敵方にいたり、チビ黒W出演とか、昔は全く気づかなかったので、おもしろいなぁと思います。
 よく観てたつもりでいたけど、何年も経つと結構忘れているもんです。


 さて、次は「霊幻道士」を観るですよー。金おじいちゃんも好きだけど毛先生も好きですよ。

 やっぱり、続きものは一気に観るのが一番です。
 ドラマとかも、一挙放送のときに観たい派です。毎週続けてみることができない(見忘れる)のと、待ちきれないのと、それから……トリ頭だから。続けて観ないと内容忘れちゃうのです。  
 
 でもあまり続けてみると、内容ごっちゃになりそうな気もする……。

 ちなみに久しぶりにキョンシー熱が復活したので、道士や殭屍に関する書物も改めて紐解いてみたいなぁと思ってます。元々そういうの好きだしね。もっと深く知っていけたらと思います。

 観たいものも読みたいものもいっぱいで、時間なんかいくらあっても足りません。

 とはいえ、好きなものが沢山あるのって、幸せだなぁと思います。