「ふるさと怪談」イベント 〜つながり〜

 8月6日、京田辺にて「ふるさと怪談」のイベントがありました。

 東雅夫さんを司会に、京田辺に関わりの深い田辺青蛙さん、遠藤徹さんがまず、京田辺に伝わるお話を披露。

 そして京極夏彦さんに宮部みゆきさんが「みちのく怪談」の朗読を披露。京極さんの昔話と伝説の違い、怪談とは何かというお話は大変興味深く拝聴させていただきました。

 最後は我らが塾長、中山市朗先生の怪談語り。時間が惜しい、とばかりに次から次へと語ってくれました。会場から悲鳴があがったくらいです。

 どうですか、この豪華メンバー。チャリティイベントですので、「みちのく怪談」プロジェクトのために無償で集まった方々ですよ。

 開演の3時間前に整理券の配布があったのですが、5分ばかり遅れただけで長い列の最後尾。かなり際どかったです。
 でも何をやってもトロくさい青谷にしては、頑張ったと思います。

 他にも塾生が来ていたのですが、残念ながら間に合わなかったとのこと。しかしそこは、塾長の力か……関係者席に案内されてました。

 いーなー! 「関係者席」ですよ、「関係者席」!
 何か、特別な響きじゃないですか。うらやましすぎる!

 作家の朱雀門出さんもいらしていて、整理券がとれなかったとのこと。ホラー作家さんでも、やっぱり整理券とるんですね……特別シート(要は関係者席)あるのかと思いました。
 というと、「それはないですよ」とおっしゃってましたが、もちろんその後、関係者席に案内されておりました。

 朱雀門さん、作劇ネトラジも長いこと視聴してくださっているそうで、「ラジオと声が同じですね」といわれました。
 嬉しいけど、少し恥ずかしい……。ああ、ネトラジで下手なこといえないな、と改めて思いました。


 また、整理券で並んでいると、以前塾に来てくださった怪談作家の三輪チサさんともお会いしました。
 やっぱり、整理券とって並びはるんですね……。
 番号も近かったので、しばらくお話させていただきました。
 
 怪談による、つながりを感じました。
 もっともっと、こうしたつながりを大切にしたいと思います。
 先輩方に続かねば!

 ただ田辺青蛙さん、遠藤徹さん、そして朱雀門出さんと、皆ホラー大賞の短編を受賞されていらっしゃるのに、その短編が今年なくなっちゃったんですよね。とても残念です。

 もちろん、長編で挑戦しますけども。短編ネタは「幽」に出してみたいと思います。何となく、「怪談」ってホラーより敷居が高い気がして出しにくかったんですけど。それにただでさえ倍率高くなっているので、難しそうな気もしますが……出さないよりは出した方がいいですものね。

 観客として楽しむのももちろん素敵ですが、いずれはあの舞台の上に……というのは、ちょっと気がはやすぎるでしょうか。
 そろそろ「作家の卵」からヒヨコに進化したいものです。