危険がいっぱい。

 上の画像は曼珠沙華彼岸花です。
 白っぽいクリーム色のものは初めて見たので(あるのは知ってたんですが)つい撮ってしまいました。
 こうして見ると、綺麗ですよね。

 
 それはさておき、こないだ感動をしたためたばかりの青谷ですが、昨日いきなり、腹痛&頭痛&吐き気&眩暈に襲われてしまいました。
 しかも仕事中。忙しくて逃げることもできない状況で。
 何とか休憩までは、と持ちこたえましたが、凄まじい地獄でした。
 いっそ意識を手放してしまえたら楽なのに、と何度思ったことか。
 (過去の職場で実際に気絶して救急車で運ばれたこともあります。その辺はちゃんと見極めないとね……)

 しかも吐き気や腹痛のせいか、全く食欲もわかず……めちゃくちゃだるい。最初は食あたりか貧血を疑っていたのですが、家に帰って熱をはかってみると37度5分。
 うーん、ちょっと熱があるな。
 でもそういえば、休憩のときに痛み止め(解熱鎮痛剤)を飲んだよな……と思って逆算してみると、ちょうど薬が切れかけの時間。
 その後、ものすごい寒気がして38度5分まであがりました。

 とはいえ、冷えピタ&完全防寒と睡眠が効いたのか、およそ数時間で大分楽になりました。熱は38度あったし、起き上がるのはしんどいけれど、本を読むくらいなら平気になりました。

 冬用のもこもこパジャマ&布団2枚のおかげで熱も出たことだし、果肉たっぷりみかんゼリー&はちみつレモンでビタミンCもばっちり!
 少し食欲が出てきたのでうどんを食べると、芯からあったまってしっかり汗が出たので、深夜にもならないうちに熱が下がりました。

 勝った……!

 正直言って、熱が出る前のがよっぽどきつかったです。
 でも、体調が回復して本当によかった……。

 
 さてその翌日、つまり今日も体調は万全とは言えないまでも大分ましで、難波の方に用事があったので、ついでに古本屋に寄って帰りました。
 大判のマンガコーナーをうろちょろしつつ立ち読みをしていたのですが、ふと気がつくと……隣に男性が妙にこちらを見ているような?

 いやいや、そいつは自意識過剰ってもんだぜ。と気にしないように努めていたのですが、目の端にチラチラとこっちを窺う姿が映るのですね。
 しかも心なしか、段々と距離が縮んでくる。
 いや、気のせいではなく、確実に近づいている。だって腕当たってますもん。
 さりげなーく腕をどかしたり距離を空けたりしているうちに、壁に寄り添うくらいになってますもん!

 仕方がないので、その漫画は諦め、移動することに。

 するとどうでしょう。その男性も、後をついてくるではありませんか。

 マジか!? いや、違う。ただ行きたい方向が同じだっただけさ。そうだろう?
 とか心の中でつぶやきつつ、ゆっくり移動。やはりいる。
 ずっとピッタリついてくるのではなく、移動のときには距離をあけ、時間差を使ったり、別のルートを通ったりはするものの、こちらが足を止めると隣にやってくる!

 これはもう、疑いようはありませんよ。大判のマンガコーナーから少年マンガ、階の違う小説、単行本、少女マンガのコーナーでも結果は同じ。できるだけ人が沢山いるところに潜り込んでも、両側がふさがるわけではないし、特に意味なし。むしろより近寄る口実を与えていそうだ。

 隣に立つのも、ただそれだけならいいんですが、次第に腕をくっつけてくるわ、さりげなく手に触れようとしてくるわで……。(下向いてると、手をわざと揺らしてるのが目に入ったりした……)
 何とか逃げるのに必死でした。
 
 対処法としては多分、「嫌悪感たっぷりの目で相手を睨んで、足早に逃げる、それでもしつこければ店員にでも言いに行く」とかだろうと思うのですが。

 小心者の青谷は、「気づいてないフリをしてさりげなく逃げる」を選択。何か、目を合わせるのも怖かったので、とりあえず見ない。
 しかし前述の通り、相手がしつこいので意味はなく、むしろ増長している気が……。

 怖い、これはかなり怖いですよ。
 っていうか、せっかく本を物色にきたのにろくに見てられねぇ!
 だって立ち止まってると近づいてくるんだもん。

 長居は禁物と、店を出ることにしたのですが……それはそれで危険な気がする。とりあえずは店を出る前に、店内を右往左往して相手と距離をとり、その間に自転車の鍵を出しておき。
 店を出るなり、自転車に駆け寄り、鍵を差し込んだのでございました。

 自転車を出すとき、その人が背後にいるのがわかった。何故なら、ぶつかりそうになったので。
 だが走り出せばこちらのものだ。

 勝った……!

 このときほど自転車で助かった、と思ったことはないですよ。
 だって徒歩だったら、ついて来られた可能性大ですもん。
 ともすればおうちまでご案内することになっちゃいますよ。
 しかも私、全速力で走っても早歩きより遅いしね……絶対逃げられねぇ。

 そういえば前も、道端で声かけてきたおじさんが古本屋の前までついてきて、店の外でうろうろ待ってたことがあったけど……それも店を出て速攻で自転車に乗り込んで逃げたんだっけ。
 自転車って本当、偉大ですよ。

 とはいえ……今回はその後もしばらく、後ろが気になって仕方がなかったです。
 別に私個人のストーカーってわけではなく、あくまでたまたま居合わせた人だろうから、そこまでして追ってはこないだろうとは思うんですけどね。
 でも怖いもんは怖いんですよ。

 しかし、通常のナンパなんてほとんどないのに、変な人に遭遇する率がいやに高いのは何故なのだろう……。
 満員電車の痴漢なんかは全然遭ったことないんですけど。(っていうかまず電車にほとんど乗らないし)
 古本屋やその近辺での遭遇が多いけど、それは単純にそこに通う率が高いからかも。

 ちなみに、直視してないのでぼんやりとしかわからなかったけど、意外と若め(20代後半から30代半ばくらい?)のサラリーマンっぽい感じでした。
 おかげで店内と帰り際は紺のスーツに怯えてましたよ。

 体調回復してほっとしたところで、まさかの恐怖体験ですよ。
 たいした実害なくて助かったけど。
 こういうとき、毅然とした態度で応対できるといいんですけどね。
 これが中々、難しい……。
 今度こそはちゃんと、と思うけど……できれば二度と遭遇したくはないなぁ。